倍率6,000倍!?インド人に就活事情について聞いてみた

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昨年度、中国を抜いて世界一の成長率。
2016年度も前年度以上に成長が見込まれており6年後の2022年には総人口が世界一に。

向こう50年は世界経済の中心になるだろうといわれている国。それこそがインドです。
今回は筆者が海外で出会ったインドの学生に聞いた話を交えながら、インドの就職活動を探っていきたいと思います。

そこには少子高齢化の日本では考えられないようなインドならではの現状がありました!

人口多すぎて倍率6000倍!?

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昨年の九月にインド国内にて衝撃的なニュースが発表されました。
インド北部のとある州で州当局の使用人を368人募集したところ実に訳230万人ほどの応募があったというニュースです。倍率にすると何と6000倍弱になります!

応募者の中には高い技能を有する大卒者も含まれており、このニュースはインドの若年層における就職難を浮き彫りにしていました。
インド政府は2015年度の失業率を5パーセント以下としていますが、実質的な統計はとれていないのが現状です。
日本の就活市場において最も高倍率とされるのがキー局のアナウンサー職で1000倍といわれてますから、実にその六倍になります。
いずれにしても6000人に一人なんて日本じゃ考えられない数字ですよね。

インドの学生の話を聞くと「国内には人が多すぎてとにかく仕事がない!卓越したスキルかよっぽどのコネなどがないと国内の大手企業には入社することができない・・・・」とのことでした。また、現在は法律では廃止されていますがインドにはカースト制度といわれる所謂階級制度が存在したため、人によっては希望する職業に就けないことが多々ありました。実際、未だにそういったことを重視する企業もあるため希望する職種に就くことは極めて難しいといいます。

兎にも角にも専門知識!!!スキルがなければ入社できない!?

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一般的にインド人は大学に入学するとプログラミングやエンジニアリング、マーケティングなどといった専門知識を必ず学ばなければいけません。というのも、そもそもインドは大学の進学率が2015年度で23パーセントと低く、大学入学までのハードルが非常に高いことで有名です。

特に工学系大学のレベルの高さは世界的にも評価されており、日本の最高学府東京大学を大きく上回る程となっています。

昨年度、数学系においてはインドのキング・アブドゥゾール大学は世界ランク6位と日本最高ランク京都大学23位の結果を大きく超える結果となっています。人口が多いため競争倍率も高いインド。必然的に大学入学できる生徒のレベルは高いものとなります。

そのため、大学に入学してからも周囲の学生と一線を画すような専門知識ないしはスキルが必要なのが現状のようです!

そうすることで初めて就職活動時に大手企業などに入社できるとのことでした。

ここで突然ですが皆さんインドの教育と聞くとどのようなことを想像しますか?
特に数学やプログラミングといった理数系を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

実際、これにも理由があります。それはそのようなスキルこそが世界全体で求められており、世界中どこに行っても食べていけるスキルだからです。要は食いぱっぐれない職業が理系に多いので、必然的に競争率が高いインドではそういった職業が人気になるわけです。ただ、私が気になったのがインド国内における文系の存在意義でした。そこで人文学部などの文系の中でも比較的専門知識を必要としない学部の人は卒業後どういった進路をとるのか現地の学生に聞いてみました。回答としては「そういった学部の生徒は、卒業後に海外の大学院に進学する人がかなり多い。そこで箔をつけて、そのまま現地で就職するのが基本的なパターン。運が良ければ国内で就職できる」とのことでした。実際、インドの大学生は世界の中でもかなり留学する学生が多いことで有名です。

外資系企業就職が当たり前!?UPorOUTもどんと来い!!!

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前述したように国内での就職が極めて難しいとされるインド。
こうなるとやはり、就職対象として国外に目が向くのも必然なのかもしれません。

日本では外資系企業は所謂UPorOUT(出世するかクビか)的なイメージを持たれがちですがインドではどうなのでしょうか?

実際、インドの学生は外資系に努めることも全く抵抗がないようです。
なんといっても国内でさえ高倍率すぎるため就活生当人にとっては外資系企業のほうが比較的簡単に入社できるのかもしれませんね。

具体的にどのように申込みをするのでしょうか?
比較的、多いのがインターンからの登用です。ただこのインターンというのも、正規雇用が目的のため、基本的には半年ほどの期間フルタイムの形式。企業からしてみると、学生が自社の雰囲気に合っているか本当にスキルを持ち合わせているか?を確認できる。

一方インターン生も実際の業務がどのようなものかも体験でき、今まで習得した知識も実践できるということでこのような長期インターン後の採用が増えてきているようです。

もう一つの形式としては学内説明会を利用する方法。実際インドの大学には世界の様々な国から企業が来訪し説明会を開いているとのことでした。ただこの形式はインド国内でもトップ層に入る大学でないとなかなか開催されないそうで、一般的とは言い難いかもしれません。

いかがでしたでしょうか?

人口の爆発に伴い、国内での就職争いが激化しているインド。
インドの人材が優秀といわれる所以もなんとなくわかる気がします。
今後このような熾烈な競争を勝ち抜いてきたインドの人材とビジネスする日もそう遠くないのかもしれません!
国内企業を対象に就職活動している方はぜひ視野を広げて外資系企業にもチャレンジしてみるのはどうでしょうか?

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