タイで一年間留学した大学生が現地人に聞いた日本との違い

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こんにちは!

私は、都内の大学に通う大学生です。
大学の交換留学プログラムで1年間、タイに行ってきました。

タイに行って驚いたことは多くあったのですが、
本日は、実際にタイに留学した筆者が現地で聞いたことを元に、就活事情をご紹介します。

日本新卒一括採用なので、就活生にとっては3年の終わりからが踏ん張り時です。
私の周りも「ESが・・・」「説明会が・・・」と疲れた顔をしている同期が多かったです。

このような形は日本のみなのでしょうか?視野を広げて世界各国の就活を見てみましょう!

大学卒業してから就活!?

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タイでは学生のうちに就活することはめったにありません!

日本の一般的な四年制の大学は学期が四月始まりですがタイの大学では8月中旬が学期始まりとなっています。
形式としては8~12,1~5月の二学期制となっています。そのため基本的には、5月に大学を卒業してから就職活動を開始する生徒がほとんどなのです。

日本では大学在学中に就職活動を行うのが基本的なのですが、タイでは卒業してからが一般的とされています。
多くの大学生は卒業した春先から夏にかけてゆっくり進路を決めていくというのが基本的なパターンです。

私も現在タイの大学に留学しているのですが、周りの生徒に就職の話を聞くと日本ほど焦燥感を抱いている学生が圧倒的に少ないと感じます。
ただ近年では学業の合間を縫って、アルバイト等をする学生も少しずつ出てきており、そういった一部の学生は早めに就活を始めることもあるそうです。

また、タイ人の学生に聞くと「みんながやるからやる!」というパターンも非常に多いというのが実感です。
実際、求人情報の登録も友達同士でワイワイやるのが当たり前なようです!

新卒失業者17万人の謎!?完全自己責任な就活!

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タイの就活は完全自己責任就活といっても過言ではないかもしれません。

日本では学部事務室含めキャリアセンターなどがあるため、就職活動支援をしてくれる制度がありますが、タイの大学は基本的には一切そういった制度はありません。

そのため、学生は自分自身で人材紹介会社に情報を登録し企業からオファーが来るのを待ちます。中でも「Job DB」と「Job Thai」という二大サイトがありますがいずれもメインは中途向けでありキャリアアップを志す人に向けたサイトになっています。

実際、タイの多くの起業では新卒枠がほぼないので、中途採用の人とポジション争いをすることになります。必然的に大学新卒者の失業率が高くなり、2013年5月の政府統計局によるデータだと実に17万人強が失業状態にあるとされていました。

しかし当の学生たちはこの状況は全く気にしていない様子です。

というのもタイ全体で見ると失業率がここ4年1パーセントを下回るという完全雇用の状態が続いているため心配する必要はないとも言えます。
実際に学生に聞いてみると「決まるまで、バイトをしたり語学の勉強かな~」とのこと。気長に待つことが多いようです。
正規雇用でなくとも十分に生活できることも起因しているのかもしれません。

就活で勝ち抜くために大学時代は猛勉強!?

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日本での就活で最も大切なことはなんでしょうか?

情報収集力、伝える力、インターンシップ経験・・・様々なことが必要だと言われています。
タイでの新卒就活でももっとも大切なことは何かといえば恐らく「スキルを身に着けているかどうか」でしょう。
求人情報サイト等を見ても具体的にこういうスキルを求めている!というのが簡潔に明記されています。

実際、タイの大学ではキャリアセンター等はないものの、就職活動に向けてなのか授業でとても実践的なことをしているというのが、タイの大学に一年間通った私の感想です。

例えば、人文学部なら語学、経済学部なら経済知識と統計の知識情報コミュニケーション学部なら、photshopやIIIustratorなど学部ごとに身に着けられる知識が明確に異なっています。

またこれらの知識を身に着けるために日本の大学では考えられないようなかなりの量の宿題が課されます。
学部によってはバイトやインターンをする暇もないほど宿題が課されるところもあります。
ただ、その宿題こそが社会に出てから仕事をしていくうえで実際に直結するものが多いのがタイならではかと思います。

私自身、特に驚いたのが国際観光論という授業で、英語の履歴書の書き方を学ぶ回があったことです。教授曰く「グローバルに活躍したいと思っているなら、まずは英語で自分の売り込み方を知っていなければだめだ」とのことでした。

いかがでしたでしょうか?
もしかするとある意味で日本の新卒一括採用は大学生にとってはありがたい制度なのかもしれません。

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