【体験談】広島生まれの大学生の自分なりの平和とは。人に流されず自分を貫き通す生き方

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私は広島県で育ちました。

広島と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

カープ?厳島神社?
あるいは「ヒロシマ」?

広島はとても良い街です。決して大都会ではないですが、人々は活気に満ち溢れています。しかし、そんな広島には乗り越えてきたものがあります。それは私の「今」を作り上げてきたものでもあります。

「十人十色に埋もれることなく、自分なりの平和」

それぞれが自分の価値観、そして夢がある。大都会にきて多くの学生に会って、自分という存在が埋もれそうになりながらもずっともがき続けたいと思っている今、自分のルーツが何かしっかりと見つめ直してみました。

大学入学したばっかりの学生や漠然とした日常を送っていると感じている学生に、少しでも夢を追いかけることについて考えてもらえたらうれしいです。

平和に関心を持った理由はわからない、それでも平和を仕事にしたい

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「たくさん勉強して、将来は世界に出て平和を創る仕事をしたいです。」

中学の卒業文集にはそう記しました。

今もその思いは変わっていません。広島県に育った私は、小学校の頃から平和に対して強い関心を抱いていました。
きっかけはわかりません。当時は詳しい国際情勢は知らなかったし、自主的に平和活動に参加するようなこともありませんでした。

しかし、平和を仕事にしたい!と思うようになったきっかけははっきりしています。

それは、中学3年生の時通っていた塾の英語の先生の一言にありました。

「いつか国連の職員になりたい。そう思って今でも勉強を続けている。私のためではなく世界のために働きたい。」
先生はそう言っていました。中学生ながら、とても強い決心だと感じました。

また、先生はこうも言いました。「平和は一人で作れるものじゃない。もし興味を持ってくれた人がいたら、先生とお話ししようね、とても嬉しいことだから。」と。

その日の授業が終わった後、真っ先に先生の所へ向かいました。そして、平和に興味があること、でも何をすればいいかわからないことなどを早口にまくし立ててしまったことを覚えています。
身近に同じような興味を持っている人がいたことが嬉しかったのです。

私の生きていく道が一本に定まった瞬間だったと感じます。

「平和」ってダサい…?

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立派な先生と出会い、それ以降の私はいろいろなことを調べました。世界には様々な問題があること。それでも、世界中の人たちが力を合わせて、その問題を解決しようとしていること。私には、とても輝いている世界に見えました。たった1人のちっぽけな力を、世界のために使ってみたい!と強く感じるようになりました。

私は自分の夢を人に語ることを躊躇いません。学校の授業はもちろん、日常の友達との会話でも、訪ねられれば隠すことなく伝えました。

そんな中、あることに気が付きました。

どうやら、「平和を作ることが夢だ」と語る私に対して、冷たい視線を向ける人がいるということです。当時中学生だった私は、他人のそのような視線に触れることが少し怖くもあり、真意を直接確認することはできませんでしたが、あまりに大それたことを言う奴だと思われていたのでしょうか。

少し不安に思いました。
自分のやろうとしていることは正しいことなのだろうか。もしかして平和を考えることはダサいことなんじゃないだろうか、と。

平和を希求しない人はいるはずがありません。誰もが暖かい家で、おいしいご飯を食べたいと思っているはずです。

そして私は、「ひねくれた人が素直になることが恥ずかしくて、あたりまえのことを大きな声で求める人を直視できないのだ」と、多少強引ですが、そのように考えることによって、自分のエゴでもいいから行動を起こしていくべきだと思うことにしました。

平和に限らず、自分の正しいと思うものに向かって歩みを進めることは、誰にも咎められないはずです。

十人十色の中で自分の色を出し切りたい。

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都内の大学に進学することになった私は、平和を専門に勉強することに決めました。

この世のあらゆることが平和に関連していると言っても過言ではなく、政治や経済などはもちろん、絵画や音楽などの文化にも興味を持って勉強をしています。

現在所属している団体に入ってから平和に興味を持っている人にはたくさん出会いましたが、そのきっかけも関心のある分野もまさしく十人十色なのです。
団体では、勉強会を通して、様々な関心分野を持つメンバーたちが意見をぶつけ合います。多様な考え方を学ぶことができると同時に、平和を作ることの難しさを知る瞬間でもあります。

「平和は1人で作れるものじゃない。」そして、平和を考えることは恥ずかしいことではない。ありきたりな言葉ですが、私は仲間とともに目標に向かうことが何よりも大切だと思うようになりました。

今は、自分の個性と専門分野を確立することに忙しい毎日です。十人十色に埋もれることなく、自分なりの平和を追い求めていくことができればいいと考えています。

中学時代の塾の先生は「諦めないことだよ。」と言いました。この言葉があったから、冷たい視線をはねのけられたし、自分を埋もれさせないように今を頑張ることができています。

大学はとにかく人が多いです。人に流されてみるのも良い経験になるでしょうが、自分の道を貫き通す生き方もカッコいいと私は思います。
夢と仲間。口に出すのは少し気恥ずかしい感じもしますが、大切にしていきたいと思います。

組織情報

jsapacs

 

 

 

 

活動概要 日本学生平和学プラットフォーム(JSAPCS・ジュサパックス)は2015年2月に設立された学生NGOです。紛争や平和というテーマにフォーカスし、その分野に興味がある学生に、議論の場や交流の場を提供しています。中立性に重きを置いた活動をしており、団体として特定の主義・主張を支持しません。

月に一度の勉強会や外部講師をお招きしてのイベントを通して、多様な視点から平和を考えています。

メンバー 早稲田大学を中心に30名ほどの学生で運営しています。
活動実績 【勉強会】抜粋
第1回勉強会:平和学入門
第2回勉強会:紛争分析入門 -ルワンダとISISのケースを通して―
第3回勉強会:ジェンダーと平和―宗教文化下での女性への暴力を考える―
第16回勉強会:クルド―国家なき民族の現状を世界難民の日に考える―
第17回勉強会:食糧危機はなぜ起きたのか―グローバル時代のFood Securityを考える―【イベント】
〇20世紀最初のジェノサイド? 迫害される人々の今と昔『消えた声が、その名を呼ぶ』先行試写付きシンポジウム
協賛:ビターズ・エンド(映画配給会社)
協力:上杉勇司氏(早稲田大学教授)
パネリスト:グラント・ポゴシャン氏(駐日アルメニア大使)
佐藤安信氏(東京大学教授 元UNHCR法務官・UNTAC人権担当官)
滝澤三郎氏(東洋英和女学院大学教授 元UNHCR駐日代表)〇シンポジウム「日本の国際平和協力・災害救援を考える:オールジャパン連携の現状と課題」開催。
ゲストパネリスト:上杉 勇司氏
谷口 正弘氏
山田 満氏
藤重 博美氏
本多 倫彬氏
etc.
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