空き家で学ぼう!【建築学科の学生が語る】大学とは異なるもう一つの学びの場

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目次

  1. 大学とは異なる【現場作業の魅力】
  2. 机上の設計図と現場の【ミリ単位の誤差】・空き家改修の意味
  3. 大学だけでは学べなかった【地域のことを一番に考えながら設計】

建築学科で建築を3年間学び、学部4 年生になる手前で空き家の<解体・施工>を学生で行っている「空き家改修プロジェクト」という学生団体に出会いました。私は大学に入学したときから、自分の中で「〈やりたい〉を行動に移す」ことを一つの指標としていました。

何かを実行したいと思った時に迷ってしまう自分にとって、大学生活を実のあるものにするためのものです。

大学とは異なる【現場作業の魅力】

建築学科の大学3年次まででは、設計製図・基礎知識など机上での学習のみで、自分の設計したものが実際にどのように建ち上がるのかは学ぶことができませんでした。

そんな時に先輩から「空き家回収プロジェクト」の存在を教えてもらいました。
当時、まだ空き家改修プロジェクトが発足して半年ほどで、物件の2件目がスタートする時期でしたが、自分たちで<解体・施工>しながら現場の作業ができるこの活動に魅力を感じました。

机上での設計製図・基礎知識だけを学ぶだけでは見えてこない、<解体・施工>を通して、姿形として現れてくる設計の奥深さや、設計したものと現場との一致や誤差が見えてくるこの活動は私にとってうってつけだったのです。

先輩から空き家改修プロジェクトについて聞き<やりたい>と思った私は、まだ特にメンバー募集もしていなかったのですが、団体にメールを送り入団希望の旨を伝えました。

机上の設計図と現場の【ミリ単位の誤差】・空き家改修の意味

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初めての施工は相模原市の物件で、木造の空き家の解体作業を行いました。解体していくと物件の柱梁が現れてきて、木造軸組の構造が現場を通して学べました。
実際に現場作業をしてみると、寸法のミリ単位のずれが支障をきたし、施工して初めて、設計意図と異なる感覚を受けたり、机上で考えていたことを現場に表すことの難しさを痛感しました。

その解体作業中にクライアントとも仲良くさせていただいたので、私は引き続き相模原市の物件を担当することになりました。
クライアントや地域の方々と関わる中、徐々に現場から学ぶだけでなく、地域の人のために空き家の改修をしたいという想いも強まり、団体の活動理念としても<地域活性化>を掲げるようになりました。

そしてますます私は空き家改修プロジェクトの活動に意味を感じるようになりました。

大学だけでは学べなかった【地域のことを一番に考えながら設計】

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今私は、相模原地域の物件のリーダー、団体の副代表、地方の物件2箇所にも関わり、大学の学業と並行してやっていくことは正直忙しいです。しかしそれと同時にとても充実感を感じています。

この活動を通して、物件だけでなく地域活性化を考えていく機会にもなり、1年半の中で地域活性化のために空き家をどのように活用していくか、私個人の意見として最近見えてきたものもあります。

それは、地方にはテーマパークなどといったものではなく、その地域の「ライフスタイルを他の地域に向けて発信するもの」が地域活性化の土台として必要だと考えます。

ライフスタイルが地域の特色を一番に表し、またそれが他の地域との差異でもあり、面白いと感じる部分でもあるからです。
建築の設計には敷地があり、敷地にどのような建築を設計するかは、その地域のことを一番に考えながら行うべきで、そのことが人と関わりながら考えられる点では大学の設計の勉強とはまた異なる面白さと大切な学びがあります。

将来建築関係で働くときに、大学で学んだことと、この空き家改修プロジェクトで培った経験や想いが大切になってきます。私がこの空き家改修プロジェクトに入団したときに期待したこと以上に得るものがたくさんありました。

「自分たちの行動で得るものも大きく変わってくる」、そのことを肝に銘じて、卒業までこの団体で<やりたい>を成し遂げていきたいと思います。

組織情報

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活動概要 空き家改修による地域活性化
メンバー 主に建築学生 50人
活動実績 静岡県伊豆稲取「ダイロクキッチン」
徳島県木沢村「ゲストハウス杉の子」
神奈川県相模原市「障害者福祉施設オルタレゴ」
HP http://akiyaarchitect.wixsite.com/akiyaimprovement
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Email akiyapj@gmail.com
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