【体験談】アフリカでただの大学生が何ができるのか?

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将来は世界で活躍したいと思っているヒト

大学生のうちに海外に出たいと思っているヒト

私は国際系の学部に所属している都内の大学生です。
国際系学部ということもあり、私は将来的に世界で仕事ができたらいいなと思っていました。

そのために、4年間の大学生活のうちに海外経験を積むべきだと考えた私は、海外インターンシップという手段を選択し、3年の夏休みに2ヶ月間、タンザニアの孤児院で活動しました。

今回の記事で、海外インターンを通して、ただの大学生が現地に与えられた影響とその経験から私自身が得たことを紹介します。

インターン初日から仕事がゼロ

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もともと高校生のころからアフリカが世界の中で様々な格差の下にいることに疑問を持っていました。

そんなアフリカの現状を知ることと、自分の手で少しでもアフリカを正の方向に動かすことを今回の渡航では目標にしていました。

私が働いていた孤児院はタンザニアのモロゴロという田舎町にあります。
そこで英語教育を行う予定の私に、到着して早々苦難が待ち受けておりました。

実はただの孤児ではなく、ハンディーキャップを抱えた孤児だったのです。
つまり、英語を学習するというレベルではなく、私と意思疎通もままならない状態でした。

初日から施設のボスに「教育のつもりで来たなら難しいね。だから仕事は今のところない!」と言われました。
来てそうそう、明日からどうすればいいのかを自分で探さなければいけなくなりました。

しかしアフリカを正の方向に動かすことを目標に渡航した私にとってこのくらいのことで止まることはできませんでした。
むしろネガティブに捉えるどころか、海外で一人で挑戦するという経験はワクワクするものでした。

正の方向へ動かすためにニワトリを飼う

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そこで私は間接的に子どもたちをサポートすることを決め、この施設が抱える問題を経営者視点に立って改善していくことにしました。そうと決めたら行動あるのみです。

現状を客観的に観察したり、スタッフにヒアリングしたりして、自分が2ヶ月で改善できそうな問題点を洗い出しました。

中でも資金面は甚大な問題で、明日子どもたちに与える食糧を購入するのもギリギリの状態でした。そこで私は、クラウドファンディングを立ち上げ、集まった資金でニワトリを購入し、卵を市場で売るシステムを作ることにしました。

ニワトリを買うことで、資金面・栄養面を改善することができると言われていることを知っていたので、自分が感じた問題意識にこの手法が一番多くアプローチできると考えました。
30日間でオンライン上で広報し続け、見事目標金額の150%、合計369,000円を集めることに成功しました。この金額が多いのか少ないのかは正直分かりません。

しかし、49名のご支援頂いた方をはじめ、広報記事のシェアなどを含めると200名以上の方を巻き込むことができたことはとても多いと感じますし、多くの人に応援していただき感無量でした。

このプロジェクトが成功したときに、ボスや創設者の人が心の底から笑顔で感謝してくれました。
2ヶ月間、現地の人の生活を良くすることをしっかりと考え続ければ、変化は起こせることを実感しました。

がむしゃらに働く中で、見つけた将来の夢

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このように団体の子どもたちやスタッフのために働いていたら、自分自身にも変化がありました。
今までの自分は自分の利益にならないと本気になって活動できなかったり、上手くいかないことがあったら逃げたりするようなやつでした。

しかし、タンザニアでのインターンシップでは、世界を少しでも正の方向へ動かす!と意気込んで出発したため、言い訳できない環境で、ただがむしゃらに頑張るしかありませんでした。

その結果、クラウドファンディングを通じて今まで巻き込んだことのない規模の人たちを巻き込んだり、自分が納得する・成果が出るまでとことんやり抜くという姿勢を身につけることができました。

他にも私はこの活動で2つの大きな気づきを獲得しました。

1つ目は、「世界は変えられないことはない」という確かな自信を持てたこと。
本気になって取り組めば、ある程度の理想は形になり、人を笑顔にさせることができることを知り、これからもどんどんチャレンジしていきたいと思えました。

2つ目は、「自分が描く理想はこうも遠いのかという乖離」を知ることができたこと。
この団体をほんの少しですが、正の方向に動かせました。しかし自分が描く理想世界はまだまだ遠いです。雇用問題は特にです。

そして私はこの活動を通して、出国前には全く興味がなかった「雇用領域」における問題を改善して笑顔を生み出したいという将来の夢も見つかりました。

現地の大学生と話しても、「雇用先が極めて少ないから探すことすら大変。数ある業種から学生が選べる日本がうらやましい。」と言われたり、犯罪数が高いことについてホスタマザーに「これが私達の国のスタンダードだよ。」と言われました。

働きたくても働けない現状。
人を不幸にする仕事がスタンダードである現状。

幸いにもそうでない国に生まれた私は、大きな衝撃を受けました。

この問題意識を胸に、就職活動では世の中の雇用課題を改善していきたいと思うようになり、無事第一志望である人材系の企業に内定を頂きました。そんな現実を社会に出てから忙殺される前のこのタイミングで気づけたことは、今後のキャリアを考える上で重要な原体験となりました。

私は海外に行きたいなら、手段は正直なんでもいいかなと思っています。
しかし、どんな手段を選んだとしても新しい自分の可能性を見つけるため、選択肢を広げるための海外経験になるべきだと思います。行って満足してしまうことだけは絶対にしてはいけません。

是非、安全に気をつけて海外でチャレンジしてみてください!

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